第6回・渡邉良太コーチフットサルクリニック

7月23日(木)に精神障がい者フットサルチーム青空主催、渡邉良太コーチのフットサルクリニックに参加してきました。

クリニックの詳細はコチラを参照。
以前にも一回参加したことあるのですが、このフットサルクリニックはやっぱりいいですね。
プロとしてお金をもらって指導をするってこういうことなんだなぁとシミジミ実感。
練習プログラムも、通常よくやるようなスタイルにヒト手間加えられていて、常に興味が持続するような工夫がされていて感心しきり。そしてそのヒト手間加えたプログラムの練習意図を最初に説明せずに、実際にみんなで行っていくうちに徐々に自らの頭でその意図を理解していくという気づきの過程が、学びをより深いものにしているのでしょうね。あとはなにより、実施中の雰囲気づくり。参加者のレベルを見極めながら、過度に指導的にならない様な声掛けが本当に上手い!これらの事って、ボクの本職にも色々と参考になります。memomemo。

まだおぼろげな段階ですが、最近、精神保健福祉分野においてピアサポートの役割が注目されている中、良太コーチのような素晴らしいプログラムを参考にしつつ当事者によるフットサルプログラムを通じたピアサポートができないかなぁ、なんてMKエフシーメンバー数人と話し合っています。名付けて『ピアフットサルサポーター』。
本当にまだ漠然としたイメージなんですが、フットサル技術向上というよりもコミュニケーションスキル、ソーシャルスキル、もちろん健康面のケアも含めたプログラムを主眼において開発できればな、なんて思っています。

そして、こういったプログラムがパッケージ化されれば、ゆくゆくはデイケアプログラムや地域の支援機関に販売普及されていって、ピアフットサルサポーターを担う当事者の就労支援にもなるのかな、なんて思っています。

なにより、お金が循環することで持続可能な仕組みになるのかな、なんて思っています。
まぁ、今はまだ色々と「思っています」段階で実際に動き出してはいないのですが、こういったイメージをより多くの人と共有できたらいいな、なんて思っています!

デワデワ

コメント

  1. えんどー より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私は良太監督をメンタルフットサルに紹介して良かったと心から思ってます。
    良太監督のチームに所属して、何よりフットサルが上手くなる近道は『笑う』事を知りました。戦術が難しくて悩んで失敗しても、適当に声出すだけで良いんですけどね(笑)
    私はとにかく『厂( ˙ω˙ )厂 ウェーイwww』と声出すし、他メンバーは『バッチコーイ』や『ルールルルルー』と言ったり(笑)
    そんなんで笑えるし、終わった後は何故か気持ち良い程のやりきった感。しかも、いつの間にかフットサルが上手くなる。
    これって、メンタルフットサルには無いものだと思います。周りを気にしたり、言いたい事言えない、もしくは言い過ぎがあるのは、雰囲気作りが上手く作用しない。適当に声出す所から雰囲気を上げる事は、ソーシャルやコミニュケーションの作り方の一部じゃないかと考えます。
    良太監督はとにかく声出せと常に言っているし、褒める、たたえ合う、フォローする、それが楽しむ事で、チームのフットサルになると言うので、私はメンタルフットサルもいつかそうなるんだろうなぁと温かく見守ってますよー。

  2. マモル より:

    SECRET: 0
    PASS: 39ea4c4923ea8f20d1de0477ea3cc699
    えんどーさん、良太コーチを紹介していただいて本っ当にサンクスです。ご指摘の通り、声出しはコミュニケーションのきっかけですし、そこから褒める、たたえ合う、フォローするなどの相手を思い遣る部分が育まれていくんですよね。
    ボクが働く所でも、声出しコミュニケーションは大切にしている一方で、緘黙や病状によってどうしても声を出せない状態の人がいるのですが、そういった場合、声出し以外のやり方をとるなどして、自分が出来るレベルでコミュニケーションするという意識は共有する様に努めています。メンタル系フットサルとしては、声を出せる人はなるべく声出しできるような個々の努力&集団としての雰囲気作りをして、なんらかの状態によって声出しできない人は、それ以外の方法でコミュニケーションを計れるようにできる環境を用意する事だと思っています。
    これ、実例があって、職場で緘黙状態の男の子が集団スポーツの時に他の人の良いプレイに対して常にささやかな拍手をしているのにある時気づいたんです。支援の仕事をしていて大好きな場面です。声出しをを基本として、それがどうしても出来ない人はそれ以外の方法を試行錯誤する。そして、その時に大切なのはそのコミュニケーション合図を周囲が見逃さずに拾う事だと思っています。そうやってサイレントコミュニケーションを拾う事もまたひとつの思いやりなのかなと思ってサークル運営しています。これなんか、ろう者のデフフットサルが参考になるかもですよね。余談ですが、ボクが印象的なCMで、ろう者専用大学の在籍者同士が盛んに手話でコミュニケーションしていて「もしかしたら一番お喋りな大学かもしれない」とテロップが出るもの。これ、伝達手段の多様性を考えさせますよね。
    えんどーさんは本当に良太さんの言外の部分を理解してボク達に解り易く翻訳してくれて助かります。そして、声出しできない人も最終的には声出しできるようになれば、まさにフットサルを通した一種の治療体験ですよね。
    なんにしても、素晴らしい視点をありがとうございます!