センター試験後のこと

1月19日20日はセンター試験。試験も終わる18:00頃、家の近所の試験会場になっている大学正門前を通ると予備校職員とおもわれる人達が複数佇んでいました。センター試験によくある風景。ボクが驚いたのはそんな予備校職員に紛れて正門前の道路に路駐されたバス。バスは風俗求人用宣伝カーVANILLAバス!流石に例の妙に頭に残るあの音楽「バーニラ、バニラ高収入♪」は流してなかったけど。

風俗業界的には法的にもニーズ的にも18歳~19歳女子は最も求めている層だろうし、恐らくこの日その層が日本でもっとも集まるのは確かにセンター試験会場かも……。頭いいなという思いとモラル的にどうなのよという思いが交差してたんですが、少し時間が経って自分の中にもう一つの思いが湧いてきました。
仕事で若者関連のソーシャルワークをしていると、18歳になって人生の選択肢が一気に広がる一方で、その選択肢に戸惑って宙ぶらりんになってしまう若者に多く出会います。今はそんな若者向けの公的支援機関がたくさんあるけど、18歳ってなかなか大人に相談しないものなんですよね。ましてや相談機関に自分から出向く若者は稀。国も若者に対してそういった機関の存在や効果の周知をがんばってますが、そんな時に今回のVANILLAカーのようなしたたかさや若者にアクションを起こさせる工夫が必要なんじゃないかななんて思ったわけです。実際にこの手の風俗求人サイトを眺めてみると、若者を取り込むための熱量って半端ない。ボクも仕事で若者支援機関のサイトを運営しているけど、その熱量は見習わなければな。
それにしてもVANILLAのあの音楽、本当に頭に残りますよね。いっそボクが関わっている若者支援機関、なんだったらMKエフシーも宣伝用音楽作るか!?

コメント