合宿をする

だいぶ前の話しになるけど、今年10月に卒業した通信制大学の同級生と、国家試験に向けた勉強合宿しました。
in御殿場・時之栖。
 通信制大学だから年齢はバラバラだけれども、男女合わせて8名の合宿で学校の先生も参加してくれました。こういった形での合宿はそれこそ10数年前の大学以来。
 日中は試験勉強対策だけど、夜は専攻対象の精神保健福祉分野について語り明かしたりする。
本当に楽しかった。……だけじゃなく、ひとつの対象に対して同じく興味を持っている人たちと夜通し語り合えるのってただ楽しいだけじゃない、今後生きていくうえでの大切な宝物になりますよね。この感覚、本当に久しぶり。
 その際、大学の先生のイギリス研修旅行の話しをお聞きする。
 以下、その時の内容と感じた事を取り留めなく備忘録的に書いてみる。
精神保健福祉最先端のイギリスでは、今『リカバリーカレッジ』と呼ばれる精神障がい者対象の地域施設整備が進んでいるんだとか。平たく説明すると、学ぶ事と語る事とを通してリカバリーを図っていく試みで、フィンランドにおける『オープンダイヤログ』にも通じているのかも。でもイギリスが凄いのは、局地的実験的取組みじゃなくて制度として普遍化を図っている点。日本の精神保健福祉制度は歴史的にもイギリスの後追い的な部分があるから、数年後には日本にも普及していたりして。
 あと、イギリスでは日本でいう就労継続事業所などの、いわゆる福祉的就労は若干ネガティブに捉えられていて、障がい者が一般企業に就労する事、そして一般企業は障害枠やその為の環境を整備する事こそが地域で暮らすいわゆるソーシャルインクルージョンだと捉えられているんだとか。就労移行支援事業所で働く身として、この視点はとっても重要。
そしてなによりこの流れ、MKエフシーのメンバーも多く参加している競技系精神障がい者フットサルチーム『ブルースカイ』が最初は精神障がい者用のフットサル大会を目指して活動していたのが、徐々に意識が外に向いてきて、メンタル系チームブルースカイとして一般大会に出場する事にこそ意義を見出してきた、そのプロセスにも近いのかもと思ったり。学びって本当に色々な所でリンクしあうものなんですよね。
 そんなこんなで語り明かした合宿の夜。
ちなみにこの時の諸々の料金、一泊二日(夕食・朝食代入浴代込)で10,000円也。
交通費も高速バス使えば新宿から3,000円!安い!
 それと、合宿会場の時之栖ってサッカー日本代表も定期的に合宿会場に使用しているらしく、いたる所に日本代表の写真がありました。そんな訳でサッカー+フットサルの設備も充実してました。
いつかMKエフシーでも合宿できるといいですよねっ!

デワデワ

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