オープンリーグ・メモランダム【午前の部】

このブログでもちょくちょく紹介してきた『第一回精神障がい者フットサルオープンリーグ関東大会2015』ですが、5月3日(日・快晴!)に千葉ポートアリーナで開催されました。今回、大会当日の様子を覚え書き記事としてアップしますので、当日参加した人は楽しい思い出を再生して、参加できなかった人はこの記事で追体験してくださいね。
オープンリーグは当事者主体……むしろ当事者主動イベントとして参加だけでなく、企画立案から大会運営までオープンリーグ実行委員代表の中津さんを中心に当事者や元当事者の方たちでアーデモナイコーデモナイと準備してきました。当日も大会設営準備の為に、実行委員だけでなく参加者にも呼びかけて朝7時50分集合で会場設営を行いましたが、早朝からの設営にも関わらず多くの方が集まってくださり、特にフライハイト栃木は遠方にも関わらず朝7時!!に現地到着していて設営のスタート時から準備に関わってくださいました。改めてこの大会が実行委員だけではなく参加当事者みんなによって運営されているんだなぁと実感。大会数日前、会場のポートアリーナをホームにしているBALSAの協力により設営の予行演習を行った時は1コートのライン引きに2時間近く掛かっていたのですが、皆さんの協力もあり予定より30分も早く設営準備が終わる事ができました。多謝!ここだけの話し、設営後の開会式を一瞬閉会式と錯覚してしまう(笑)既にそれほどのやりきった感アリ。


開会式でのあいさつと大会ルール&会場説明の後は午前の部はビギナーリーグとアドバンスドリーグに分かれてのチーム対抗戦。関東大会出場チームも多数参加していることもあってチーム対抗戦はおなじみの光景(つまりはとっても熱くハイレベルな試合)でしたが、オープンリーグならではの光景として各試合の主審・副審・記録係を参加チーム毎に分担したことが印象的でした。慣れない審判に試合以上に緊張している参加者もいましたが、審判をやることで一歩踏み込んでフットサルのルールを理解することができますし、なによりこの大会の趣旨でもある参加者みんなで作り上げていくという理念を体感できたのではと思っています。即席審判なのでジャッジを巡って試合チームからの鋭い指摘が入ったり、それでも毅然とジャジメントしたり、それもこれもみんな真剣に取り組んでいるからこそなんですよね。そんな中、シッカリとした練習&フットサルを知り尽くしたチームプレイで有名なエスパシオのジャッジメントは流石でした。こういった身近なお手本によって競技全体の底上げがされていくのでしょうね。


アドバンスドリーグでボクがもっとも印象深かった試合はBOSCO NEXTVSブルースカイAKR439(混合チーム)の決勝戦。BOSCO NEXTは前日も練習試合をしてきた強行スケジュールでクタクタの疲れの中でこの大会に挑んでなんとか決勝に進んだものの、試合中にメンバーに怪我人が出て選手4名に・・・。そういった状況でも最後まで戦い抜いた姿勢と、真剣勝負なので手を緩めないブルースカイの姿勢、共に素晴らしかったと思います。


ビギナーリーグは、コート補助の新検見川メンタルクリニック・佐々先生によると「そんなビギナーでもなくレベルは高かった。」&「(どのチームも)個々でレベルの高い人が何人かいるのでチームとしてどう底上げをしていくかが大事。」とのこと。確かにうまい人が他のメンバーを上手に引っ張りながらプレイする姿が印象的で、特にダンデライオンズは年齢や性別もバラバラな大所帯チームの中でスキルのある方が軸となっていた素晴らしいチームプレイだったと思います。また、シンビアスは閉会式のスピーチでも「(ビギナーといえども上手い人達が多い中で)ビギナー精神を守ったボクたち(シンビアス)は大会中に成長していった」と仰っていましたが、シニア層の方2名+女性を含む少人数のチーム構成にも関わらず本当によく頑張られたと思います。フットサルはシニアでも十分出来るのですねっ!


午前の部の結果は下記の通り。
アドバンスドリーグ結果
優勝:ブルースカイ+AKR439(混合チーム)
準優勝:BOSCO NEXT
3位:EVOLVIENT F.C.
4位:BALSA
5位:エスパシオ
6位:グループフレーツ


ビギナーリーグ結果
優勝:フライハイト栃木
準優勝:オムハビユナイテッド
3位:ダンデライオンズ
4位:シンビアス


午後の部に続く→

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